10年以上前の海外FX業者と言えば、ホームページは英語、あまり丁寧な解説ホームページもなく手探りでした。
それが近年では、ホームページは全て日本語で日本語オペレーターいる所も多く、海外口座を感じさせない程、英語が必要なくなりました。
敷居も低くなり、ハイレバによる少額でも大きな取引が出来、ゼロカットによる相場急変時にでもリスクが限定される点、NDD方式が主流で呑み行為がない等メリットが強調されてますが、良い所ばかりではありません。
そう、デメリットも沢山あります。
管理人が海外FXを10年以上使ってきた経験から、悪い点を洗いざらいぶった切ってみました。
海外FX会社の中には詐欺業者が存在する
一番海外FX口座開設を考えた時に躊躇する点ですね!
そもそもFX業者を真っ当に行うのが目的ではなく、顧客の資金を巻き上げるのが目的の業者です。
残念ながらその様なFX会社も存在します。
手口として多いのは、何かと取引方法に因縁をつけ出金を拒む行為です。
これは国内FX会社でも何度も聞いた事がありますが、相手が海外にいると交渉が極めて困難です。
もう一つの手口は、ある程度資金が集まったらドロンです。
しかし管理人は10社以上使ってきて幸運にもこの様な事は1度もありませんでした。
これらの被害に合わない為、3つの事に注意しましょう!
①新興FX会社には手を出さない!
②しっかりと金融ライセンスを取得しているFX会社を選ぶ
③出金拒否の噂があるFX会社は避けよう!
取引条件の良さやボーナスに惹かれて、出来たばかりのFX会社を使うのは危険を伴います。
詐欺業者は長くは続きません。
金融ライセンスを取得し最低でも数年の実績があるFX会社を選べばリスクを抑える事が出来ます。
口コミも重要な要素でしょう。
当サイトでは、出来る限りリスクの低いFX会社のみを掲載しています。
海外FX各社の取得金融ライセンス
海外FX会社 | ライセンス | ライセンス番号 |
XMTrading | セーシェル金融庁ライセンス | SD010 |
AXIORY | ベリーズ国際金融サービス委員会 | IFSC/60/255/TS/19 |
TITANFX | バヌアツ金融サービス委員会 | 40313 |
TradersTrust | キプロス証券取引委員会 | 107/09 |
MYFX Markets | セントビンセント・グレナディーン金融庁 | 24078IBC2017 |
マイナーな国での金融ライセンスがどれほどの信用力があるのかは疑問ですが、日本の金融庁の圧力により、日本人にサービスを提供するにはどうしてもマイナーな金融ライセンスとなります。
しかしライセンスも取らずFXのサービスを行う会社は論外でしょう。継続してサービスを行うつもりがない事の表れとして捉える事が出来ます。
尚、最新の取得金融ライセンスは、FX会社のホームページでご確認願います。
海外ではFX会社の信託保全は義務化されてない
日本国内のFX会社には、投資家の資産を守る為に信託保全が義務化されてます。
信託保全とは、顧客の資産を第三者(信託銀行など)が管理しており、例えFX会社が倒産しても顧客の資産は差し押さえの対象にならず、顧客に全額返済される仕組みとなってます。
ところが海外FX業者には、信託保全の義務はなく、取得金融ライセンスごとに定められた基準により、FX業者ごとにまちまちな条件となってます。
また、分別管理をしているとPRしているFX会社も多くありますが、この分別管理はFX会社と顧客の資産を別々に管理をしてますが、顧客の資産が補償されている訳ではありませんので気をつけて下さい。
海外FX各社の顧客資産管理状況
海外FX会社 | 顧客資産管理状況 |
XMTrading | 分別管理 |
AXIORY | 信託保全(入金分のみ) |
TITANFX | 分別管理 |
TradersTrust | 分別管理 |
MYFX Markets | 分別管理 |
XMTradingは上記但し書きがあり、倒産にも債務に充当されないとのこと。
海外FX会社はスプレッドが広く、狭い口座は決まって取引手数料がかかる!
ドル円1.5Pips、EURUSD1.7Pipsとスプレッドが広いんです。
次にXMTRADING ZEROです。
ドル円0.0Pips、EURUSD0.2Pipsと滅茶苦茶狭いですが
手数料が往復で$100,000の取引に対し$5かかるので約1.0Pips上乗せと同等なので結局狭くない!
スプレッドが狭いと評判のTitan FXもこんなもの!
ZEROブレード口座は1lotに対し往復で$7の手数料がかかるので、上記スプレッドに0.7Pips上乗せぐらいが実質スプレッドとなります。
国内FX会社と比べると月とすっぽん!
しかし海外FX会社は、NDD方式を採用しており取引の透明性が高いと言われてます。
NDD方式はインターバンクに直接注文される為、呑み行為がない
株式取引の証券会社と一緒で、取引手数料もしくは上乗せした広めのスプレッドが収益で、しっかり取ってるのでインチキする必要がないのですね!
その点国内FX会社は、DD方式で顧客利益とFX会社の利益が相反するので、昔から約定拒否や不利なスリッページ、ストップ狩り等良くない噂もあるのが現状です。
スプレッドを重視するか、透明性の高いNDD方式のどっちを重視するかですかね!
突然「日本在住の方は〇月〇日より取引が出来なくなります」なんて事があります。
海外FX会社は、日本の金融庁からの圧力により日本在住者の口座開設を突然停止する事があります。
その場合、「日本在住の方は取引出来なくなります、〇月〇日までに出金して下さい」との案内が!
管理人も海外FXを10年以上使ってる中、FOREX.comUKとPepperStoneから締め出しを食らいました。
丁重な対応でしっかり出金も出来たので被害は手間だけでしたが!
近年は各社、日本在住者向けだけは金融ライセンスの登録を金融庁の声が届きにくい国で取得している事が多く、最近は少ないかな。
あとどんな事があるかな?
昔は日本語の通じない日本語のオペレータがいたかな(笑)
皆様、海外FX口座を使う際はくれぐれも気を付けましょう。