FX初心者で国内FXをお使いの方は、元本保証がないのは知っているが、元本が全てなくなり借金を背負うリスクがある事まで知らない方が一部いらしゃいます。
FXには強制ロスカットがあるから入金額以上の損失はないと認識しがちですが、実はロスカット水準を大きく飛び越えて約定する事もあるのです。
国内株式取引の様な値幅制限による、ストップ高、ストップ安は為替取引には存在せず、金融ショック時には、ロスカット水準なんか遥かに超えて、行くところまで行って約定する事もあるのです。
その結果大きな借金を抱えてしまう結果に・・・
そのリスクを回避してくれるのが「ゼロカットシステム」となります。
なぜ強制ロスカットされないの?
FXでは、FX会社により条件は異なりますが、ロスカットルールと言う余剰証拠金が必要証拠金を下回った時に強制的にロスカットされる仕組みがあります。
しかしその仕組みが正常機能するのは、仮に買いの場合であれば、売りたい時に買い手がいた場合です。
相場の急落で余剰証拠金減り、必要証拠金を下回った場合に買い手がいなかったらどうでしょか?
株式取引で「ストップ安」と聞いた事はないでしょうか?
株式取引であれば「値幅制限」と言う仕組みがあり、どれだけ急落しても1日価格の変動幅が上下一定範囲に制限されてます。(連日ストップ安で即死の場合もありますが)
しかし、FXには「値幅制限」が存在しません。
これまで様々な金融ショックがありましたが、2015年1月15日のスイスフランショックでは、ユーロフランが1.2から18時30分からたった1分間で0.83付近まで急落、実に3,700Pipsの急落となり、多くの国内トレーダーがストップロスが機能せぬまま大きな大きな追証を抱える事となりました。
ゼロカットシステムは追証を救ってくれるシステムです。
ゼロカットシステムは、通常行われる強制ロスカットも間に合わない値動きによる追証、いわゆる借金をFX会社が負担してくれる制度です。
例えば口座残高が50万円で、金融ショック等の相場の急変で200万円の損失が出た場合に、追証が150万円となり、国内FX会社では150万円を支払わないとダメですが、このマイナス150万円をFX会社が負担してくれるかたちとなります。
これを有効利用なのか悪用なのかわかりませんが、ハイレバレッジと組み合わせ大きな取引を、微々たる入金額でリスクを限定し取引する方もおられますが、何度もゼロカット利用した取引を行ってると追い出しを食らうかもしれませんので程々に!
なぜ国内FX会社にはゼロカットシステムがないの?
六 運用財産の運用として行つた取引により生じた権利者の損失の全部若しくは一部を補塡し、又は運用財産の運用として行つた取引により生じた権利者の利益に追加するため、当該権利者又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させること(事故による損失又は当該権利者と金融商品取引業者等との間で行われる有価証券の売買その他の取引に係る金銭の授受の用に供することを目的としてその受益権が取得され、若しくは保有されるものとして内閣府令で定める投資信託の元本に生じた損失の全部又は一部を補塡する場合を除く。)。
上記は金融商品取引法、第四十二条の二の六ですが、国内FX会社は金融商品取引法にて顧客の損失を補填してはならない決まりになっており、これが国内FX会社でゼロカットシステムが導入出来ない理由です。
国の方針は、個人の破綻より企業の利益の方が大事って事ですね・・・
ゼロカットシステムまとめ
滅多にない金融ショックですが、もしポジション保有中に出くわすと再起不能な損失を食らう可能性もあります。
国内FX会社でお使いの場合、強制ロスカットがあるから最悪入金額の損失だけと思ってたら大間違いで、2000~3000Pipsの変動も有りうる考えで取り組まなければなりません。
その点ゼロカットシステムが有る海外FX会社での最大の損失額は入金額までです。
また、ハイレバレッジの為、同じ取引をするのにも必要証拠金が少なくて済む為、リスクにさらす現金も最小限に抑えられます。
例えばドル円、109円の時に50万通貨を取引する場合に必要な必要証拠金は、レバレッジが25倍の国内FX会社の場合、218万円が必要証拠金として必要なのに対し、レバレッジが最大888倍のXMTradingであればたった61,350円です。
例え強制ロスカットで救われたとしても、入金額の多い国内口座であれば大きな損失となります。
ゼロカットシステムを知ってしまうと、無いFX会社は怖いですね。
以下はゼロカットシステム対応の海外FX会社です。
XMTrading公式ホームページ
AXIORY公式ホームページ
TITANFX 公式ホームページ
MYFXMarkets公式ホームページ
TradersTrust公式ホームページ